よくみれば雑食

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「いま何聴いてるの?」って聞かれるのがすごいキライ

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それ聞いてどうすんの?

 

どうも。これを聞かれるといつも答えるまでに2秒くらい間が空くカザマです。

この質問に対する正解がわからない。というか正解なんてあるの?

 

いま何聴いてるの?ってそれ聞いてどうするの?

突然ですがみなさんは音楽を聴きますか?私はもう音楽無しの生活はあり得ないと言っても過言ではなく、普段から音楽を聴いています。NO MUSIC, NO LIFE。

10分以上、外に出るときはスマホとイヤホンは必需品だし、お風呂にも防水スピーカーを持ち込んで音楽を流しながら1日の汚れと疲れも流すし、今こうして文字を打っているときもスピーカーから好きな音楽が流れています。

当然、朝の通勤時も好きな音楽を聴いて1日のはじまりを感じます。家を出るときの選曲がとても重要で、その日の最初に耳に入る音楽はアップテンポのロックと決めています。これがもし、しっとりバラードだったりした日にはUターンして帰宅してそのままのんびりするまであります。

そしてロックで気持ちが乗ってきたころにちょうどやってくる通勤電車に揺られ、駅から会社まで向かう道のりで少し大人しめの曲調に変えてテンションを落ち着けます。たまに気分が乗り切らない日には、ひたすらアップテンポな曲でテンションを高めて1日のやる気を充電します。

そんな朝の貴重なセルフメンタルケアの最中に、ここ1週間くらいで立て続けに女性社員から「なに聴いてるの?」と聞かれケアを中断すると同時に、相手によって適切な返答を思考する作業にエネルギーを使わされたことに、とてつもない脱力感を覚えたというのが今回のお話。

 

もちろん、挨拶をするときはちゃんとイヤホンを外して挨拶するし、自分から意図してケアを中断するぶんには何も問題はないのです。

むしろお喋りすることが大好きなので人と会話をしたくないということではないのですが、問題なのは唐突に襲ってくる「いま何聴いてるの?」というあまりにも暴力的な呪文なのです。

これって「お姉さん、今日は何色のパンツはいてるの?」っていきなり聞くくらい暴力的な発言なんですよ。これの攻略法がいつまでたっても身につかない。wikiにも載ってない。

 

思えばこの質問は高校に入ってすぐのころには既にキライでした。

あのころはミュージックプレーヤーも今ほど性能がよくなかったし、iPodもメチャクチャ高価なうえに、通学路で野生のスライムに遭遇してもそのまま撲殺できそうなほどのゴツさと大きさで圧倒的な存在感を放っていたし、今みたいに携帯電話で綺麗な音楽をフルで何曲も手元にストックしておくなんて考えられなかったんですよ。

当時使っていた安いmp3プレーヤー(ウォークマンのパチもんみたいなやつ)はプレイリストを最後まで再生し終えると自動的にループせず、そこで音楽がストップする仕様でした。あとは衝撃を与えると音飛びしたり、ちょっと雑に扱うとすぐ壊れたり、今となってはいい思い出ですが。

そのmp3プレーヤーでお気に入りの音楽を聴きながら教室の机に突っ伏してウトウトしていると、すぐ近くで女子数人がクラスの男子の格付けを始めるわけですよ。あの当時はイヤホンも安いやつは全然、防音なんかできてないんで会話が丸聞こえ。その格付けをうっすらと聞きながら「貴様らはなぜに上目線で評価し始めてんだ」と思いつつも、いざ自分の番になるとやっぱり聞き耳は立てちゃうもので。

 

「カザマくんは黙ってればイケメンなんだけどね~」

「えー、そうでもなくない?」

「てかせっかく褒めてるのに(イヤホンしていて)聞いてないとこが(男として)残念だよねー(笑)」

「それはある~(笑)」

「etc…」

 

うるせぇわ!全部聞こえとるわ!

そしてちょうど自分の格付けが終わったころに隣のクラスの友人がやってきたので寝起きっぽさを演出をしながらイヤホンを外す。我ながら素晴らしい演技力。ハリウッドからオファーが来なかったのが不思議でならないほどに。

その直後、先ほどの格付けでイケメン発言をしてくれた女子がこちらにやってくるわけです。おや?これはもしかしたらもしかするかも…!?とカザマ青年は春の訪れを確信していたわけですが、その子が開口一番こう言うわけです。

「さっきなに聴いてたの?」

それに対しカザマ青年は何のひねりもなく聴いていた音楽をそのまま伝えると、その子は「ふ~ん。」とだけ言い残し去っていく…。

え?なんなのこの敗北感。俺の期待を返せよと。おまえはそれを聞いてなにがしたかったんだよと。なんならどちらかと言えば集中して聞いてたのはお前らの格付けだよと。むこうからしてみればなんてことはない日常会話程度だったのかもしれないけど、カザマ青年の心のなかはもうグッチャグチャになっていたんだよな…という甘酸っぱい青春の1コマを思い出しました。

たぶんあれがきっかけでこの質問が本格的に嫌いになったんじゃないかと思う。

 

男は基本的にバカだから返事も楽チン

で、話は戻って「なに聴いてるの?」って聞かれた場合はどう答えるのが正解なのかという疑問。

素直に答えたところで8割がたは「ふ~ん…。」で終わるんですよ。そこから「えっ!ホント!?私もそれ好きなのー!」なんて盛り上がることは稀で、「へぇー!それってカッコイイの?」と話題を広げてくれるコミュ力の高い人がたまにいるくらい。

そんなほとんど見えてる地雷をわざわざ相手から踏みに来させる恐怖の呪文を何の躊躇もなく唱える魔女は本当に何を考えているのかわからない。しかも返答次第では軽く引くまであるから本当に恐ろしい。

 

私の知っている女子という生き物はしたたかなので、意中の彼に話しかけるきっかけ作りとしてこの呪文を唱えるのは知っています。マンガで読みました。彼にさりげなく話しかけるために使うことを知っています。

しかしそれは『なにかを聴いている彼』について知りたいのであって、『彼が聴いているなにか』には特に興味はないわけです。例え彼が東南アジアとかのほうの民族音楽を聴いていようと「教養豊かな彼はやっぱりカッコイイ!」ってなるわけです。もうなんでもありかよ。

その点、男という生き物はとても簡単です。「それなに聴いてんのー?」からスタートするのは一緒ですが、自分の知らない答えが返ってきたときは「へー。聞いてもわかんねぇや。それよりゲーセンいこうぜー!」ってなります。

ね、もうバカでしょう?諦めが早いというかそもそも考える素振りすら見せないあたり絶対なにも考えずに聞いたなコイツってすぐ分かるし、唐突に話が飛ぶところがこれまたアホっぽさを演出しています。

なんなら民族音楽でも聴いていようものなら、周りを巻き込んで踊り始めます。もう最高にバカでしょう?でもそういうノリが大好きです。

もし一緒に踊り始めてくれるような文化が日本に根付いていれば、私はこの呪文に対して苦手意識をここまで持っていなかったに違いないのです。

相手によって『本当に聴いてる曲言っても伝わらずに変な空気になっちゃうなぁ…』とか『これ言ったら恥ずかしいなぁ…』とか考えさせられる現代の日本人の心理戦がとにかくもう億劫で仕方ないのです。

 

なので最後まで責任をもって処理してください

「いま何聴いてるの?」

「なんかのさなぎ…」

「え…?なんの?え?」

「なんかのさなぎ」

「・・・」

 

例えこうなったとしても全責任は質問者側にあります。

答える側はあくまで事実を述べたまでで、一切、悪くありません。もしこうなることが予測できたとしてもウソをついて話をあわせるのはナンセンスです。最後まで自分を貫き通しましょう。私も約2秒間でその場を把握して答えを考えますが、大体は今聴いている曲名をそのまま答えて、あとは質問者側に全てを委ねます。

一方、質問者側は仮に相手のイヤホンから星野源の『恋』が音漏れしていることに気付いたとしても、『なんかのさなぎ』と言われればそれに対して誠意あるリアクションをしなければなりません。強大な呪文には代償は付き物なのです。

そのくらい、この呪文を唱えるには覚悟が必要ということです。みなさんはいかがでしょうか。覚悟はできていますか?