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【レビュー】『ブック・オブ・ライフ〜マノロの数奇な冒険〜』と『リメンバー・ミー』が似てるって?全然!似てないよ!

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公式HP:ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~| DHD、DVD | 20th Century Fox JP

 

2018年3月、リメンバー・ミーについてのレビューを書いたところ、id:neofreudianさんからこんなコメントを頂いた。

 

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どうでしょう。そろそろ図書館に入りましたでしょうか。

 

ということでせっかくリクエストを頂いたということで、3か月越しになりましたが観ましたのでレビューしていきます。今さらだけど。

いや、今さらなんてことはないか。映画はいつ観てもいいのだ。

むしろリメンバー・ミーの余韻が抜けきった今だからこそ新鮮に観れるというもの。死者の日ってなんだっけ?みたいな。ね。 

 

よし、そんじゃいってみよー。

 

濃縮系ハチャメチャムービー 

同じ『死者の日』を題材にしたピクサー映画のリメンバー・ミーについては以前このようにレビューした。

 

 

家族愛をテーマにした心温まる物語で劇場でうっとりしたことを思い出すが、本作は『ファンタジーアドベンチャー』と題し『家族とは』についてじっくりストーリーをなぞっていく構成になっていた。

それに対し、ブック・オブ・ライフは『アドベンチャーミュージカルコメディ』としている。長いな。もうちょい短くまとまらんかったのか。

内容と言えばこのジャンル名の通り、要所要所で「急に歌うよ~」的なシーンが盛り込まれていてしっかりミュージカルしている。

コメディ要素もしっかり含まれていて、ギャグやらちょいメタ発言やらでクスッとさせてくれるのに加え、終始、登場人物たちがドタバタしているのを楽しんでいるうちに気付けばエンドロールが流れているようなテンポの良さが目立つ映画になっている。

 

かなりゆっくりと物語を追っていくイメージのあるリメンバー・ミーの上映時間は110分なのに対し、ブック・オブ・ライフは95分とやや短め。

とは言え、エンドロールなどを除いても10~15分程度しか変わらないのにやけにテンポ良く感じたのは、博物館のお姉さんが物語を語っているという設定からなのか、とにかく場面がコロコロ転換するところにあるような気がする。

4コマ漫画をスラスラと読み進めるあの感覚に近いのだろうか。とにかく内容がギュッと詰まってる感がすごいのだ。

 

2作における内容の大きな違い

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タイトルの通り、ブック・オブ・ライフとリメンバー・ミーは似て非なるものだ。

やはりネットに書き込まれているレビューを見るとコメントの多くがこの2作の類似性を指摘しているが、そもそもメキシコで実在する死者の日を題材にしている時点で何かと似てしまうのは避けられないだろう。

 

それを踏まえたうえで2作の大きな違いと言えば、前述もしたが『リメンバー・ミー』は家族愛にフォーカスした内容となっていたのに対し、本作は女性への愛情が重要なテーマとなっている。

それに加え、本作はミュージカル調ということもあるからなのかやけに登場人物が多い。 

死者の世界を統括する二人の支配者、思い出の国の『ラ・ムエルテ』と、忘れ人の国の『シバルバ』を始めとして、主人公の男の子2人にヒロイン1人、そのまわりの家族と親戚・知り合い一同、家来や仲間やら、村を襲う盗賊団やら、命の本を司る神様やらと、とにかく息つく間もなくドタバタと物語が進んでいく。あと割とあっさり人が死ぬ。

 

惜しい点がチラホラと…

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何度も繰り返すようで申し訳ないが、本作はテンポが命!と言わんばかりにとにかくドタバタしている。

がゆえに、いささか情報量が多すぎる(詰め込まれすぎている)というのは否めない。人によっては観ているだけで疲れてしまうという感想を抱くかもしれないため、のんびりゆったりと観るのには向いていないかなぁというのが正直なところ。

 

また致命的だと感じたのが、本作の超重要なポイントにもなっている死者の国への旅立ちまでが、少々間延びしてしまっている印象を受けた。

それもそのはず。なんと死者の国に旅立つころには既に本編の半分が終了しているからである。

このあたりも死者の国でのドタバタアドベンチャーを描いたリメンバー・ミーと、あくまで現世に軸を置いた本作との違いが表れていて良いところでもあるのだが、いささか後半が忙しすぎやしないだろうか。

また、死者の国に関する説明はほぼ無いに等しい。リメンバー・ミーを観ていた私はとくに違和感なく死者の国の設定も飲みこめたが、初見の人にはちょいと不親切かな。

 

総括です

全然似てないよ!とか言いながら事あるごとにリメンバー・ミーとの比較をしている自分自身にガッカリだよ…。やっぱり似てるのかもしれん。

だってさ、題材同じなんだもん。 しかし本作はアクションは迫力があってグイグイと引き込まれるものがあるし、映像もかなり綺麗でキャラ1人1人にも魅力がある。

 

そしてオチに関しては正直リメンバー・ミーよりも好き。 いやぁ、なんとなくそんな気はしていたんだけども。あのオチは良い意味でゾワッとした。素晴らしい。

このオチのゾワッと感は是非ともあなた自身で体感してほしいのでここでのネタバレは避けさせてもらう。

ということで、気になる人は今夜にでも是非。

明日はリメンバー・ミーを観て、両者を見比べるのも面白そうですね。

 

それでは。