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【レビュー】『ゾンビーワールドへようこそ』がたまらなくB級映画でホント好き【ネタバレだらけ】

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 ここのところ世間で話題沸騰中の一流映画ばかりを見ていたので、なんとなく雑味も欲しくなってきていた。

高級レストランのフルコースばかりでは胃もたれしてくるので、たまにはB級グルメで感覚を取り戻すことも大事なのだ。

ということでAmazon Primeビデオを物色していたところちょうど良さげなB級臭を放っている映画を見つけた。

だってさ、見てよこのパッケージ。

 

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うーん、コイツぁ臭うぜぇ。B級のニオイがプンプンしやがる。

このいかにも画像を切り貼りしましたって感じが出ている時点で期待できる。たまらないチープさ。Windowsペイントとかで画像編集してそう。

 

ヒャッハー!予想通りのB級映画だー!

で、結論から言うと期待通りの超B級ゾンビ映画でした。ちょっとくらい期待を裏切ってくれてもよかったのよ?

内容も実にシンプルで、「謎のウイルスで町人がゾンビになっちゃった!頑張って生き残ろう!」という100分の物語のため、頭をカラッポにしてボーッと見るのにちょうどいい。

なおAmazon Primeビデオにおける本作の概要欄には

 

『スカウトに所属する3人組とタフなバーのウェートレスが、ゾンビに浸食されたのどかな町で人類を救うため、スカウトで培った技術を生かして名誉のために奮闘する。』 

 

と書かれているがこれは8割ウソ。

 

タフなバーのウェートレスは実際には高校中退したストリッパー(一応、自称ウェートレス)だし、ゾンビの研究をしてる胡散臭い研究所が町のど真ん中にあって全然穏やかじゃないし、スカウトで培った技術はほとんど発揮されない。なんなら冒頭からスカウトやめてぇとか言ってる。

強いて言えば物語のクライマックスでゾンビ殲滅のためにホームセンターで武器をDIYするわけだけど、この手の映画やらゲームやらに馴染みのある現代っ子なら思いつきそうなラインナップなんで、別にスカウトじゃなくてもよかったんじゃね?という感じは否めない。

 

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出典:CAPCOM:DEAD RISING (デッドライジング)

 

(史上最強の)カメラマンはもっと凄いもん作ってたし。

 

主要人物をザックリ紹介するコーナー

デニース

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この物語における最重要人物であり裏主人公。

高校中退ストリッパー(自称ウェートレス)のデニースちゃん。

ファミレスみたいな名前をしてるけど実際に働いているのはストリップバー。

 

デニースちゃん、本編開始から数十分で画面に現れるんだけど、その時点ではお色気担当のモブキャラくらいの存在感しかない。主人公たちの代わりにビール買ってくれてありがとう的な。

しかし、てっきりモブキャラだと思っていたデニースちゃん。次に現れたときにはゾンビで溢れかえる町のなかをショットガンで無双するのだ。しかもめっちゃ扱いに慣れてる。ウソだろ?

元カレがガンマニアとかいうよくわからない理由でショットガンを自在に操れちゃうあたり主人公補正かかりまくってる。

そんなデニースちゃん、見た目からしてもういろいろと誘ってるんだけど、行動も大胆でゾンビから逃げてるなかちょっとした隙をついてウブな青年にキスを迫るんだからもうすんごい。

ネット掲示板に『【朗報】このお姉さんに誘われたらどうする?www』みたいなスレが立てばひたすら「エッッッッッ」って書き込まれるようなハイレベル。

 

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3バカと並ぶと完全にお姉さん。 

だけどなぜか3バカの誰一人としてデニースちゃんの誘惑に魅了されないという不思議。報われねぇぜデニースちゃん。

 

カーター

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デニースちゃんが常に行動を共にしているのになぜかゾンビのおっぱいにばかり目がいっちゃう思春期まっさかりのカーターくん。頭の中はおっぱいとヤることでもういっぱい。

女の子がいればすぐに口説きに行くし、パーティーに誘われただけであることないこと妄想しちゃうし、ストリップバーにも興味津々。

けど、なぜか生身のセクシーレディのデニースちゃんより腐りかけのボインポリスにまっしぐらなんだよなぁ。あれか。やっぱ大きさなのか。デカけりゃいいのか。

 

でもさ、思春期の男子ってこうなんだよな。身に覚えのあるバカさ加減がなんか見てて憎めない。まるで中学時代の自分を見てるみたいだよ。

好奇心だけで動いちゃうようなところも昔の自分そっくり。おもむろにゾンビと記念撮影するのも好奇心ゆえ。

きっとあとからフォルダを見て後悔することに…

 

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インスタ映え狙ってんじゃねぇよ。女子かよてめぇ。(手のひら返し)

 

ベン

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 3バカのなかで唯一の良心。シャイでウブ。カーターのお姉ちゃんにゾッコンラブ。

ベンの紹介といえばこのくらいのもんなんだけど、要所要所でデニースちゃんを攻略する素振りを見せる天然ジゴロだったりもする。

親友のカーターとオギーの間でスカウトをやめるか否か、揺れ動いているベンくんだけど最終的に義理を通すところも善人らしさが現れていてGOOD。

けどそんなベンくんも思春期真っ盛り。憧れの人の部屋に入ってドキドキ、引き出しのなかに下着を発見してドギマギ。こんな状況でも思春期の思考回路は単純なのです。

 

オギー

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体系からしてズッコケ3人組のモーちゃんポジション、動けない足手まといタイプかと思いきや、無双するタイプのデブでした。

ドジっこ属性をいかんなく発揮しつつ、いざという場面では俊敏な動きでゾンビを翻弄。クライマックスのDIYでは最強のバズーカを作っちゃったりするやれるデブ。

そのうえゾンビの生前の趣味嗜好を瞬時に判断する勘の良さを発揮し、ゾンビと一緒にブリトニーの曲を歌いだすブッ飛びデブ。

スカウトの指導係である隊長のことは大好きだけど、ゾンビになった隊長におとなしく食われるぐらいなら火だるまにしてボコる。ヤるときはヤる。怒らせたらヤバイ系のデブ。

ちょっとサイコパスっぽいところがいい味出してるんだけど、なぜかゾンビものではデブってネジがブッ飛んでる役どころが多い気がする。アニメでもマンガでもゲームでも。なんでなんだろね?

 

本作はゾンビコメディとして見るのが正解

さて、本作の楽しみ方ですが結論から申し上げますと、これはコメディ映画として素直に笑って見るのがベストです。

全然パニックホラーじゃない!ゾンビ映画なのにハラハラしない!期待外れだ!ムキーーー!!!ってなるような映画じゃない。だって本作はもともとそのつもりがないんだもん。

結局のところゾンビ菌を生み出していた研究所の謎は放りっぱなしだし、ゾンビに人だったころの記憶があるような素振りがあったかと思いきや単純に血肉を求めるだけのスタンダードゾンビもいたりで統一感もないし、3バカがスカウトである必要もほとんどないし、10分に1回は下ネタをブッ込んでくる。ツッコミどころが多すぎて解説しきれない。

 

そして何よりもズッコケたのがラストのキスシーン。

この手の映画はラストに「そして2人は幸せなキスをして終了」っていうシーンを持ってきがちで、それは本作もそうなんだけど、その相手というのが

 

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↑カーターのお姉ちゃん

 

 

 


いや、そっちいくんかーーーーーいっ!!

 

 

 

 

これたぶん本作を観た人は100%突っ込んでると思う。満場一致でツッコミ案件。

そこは王道のデニースちゃんルートちゃうんかい!あんなに攻略してたくせに!

クライマックス前の別行動をするって言い始めたときに「あっ…(察し)」ってなったのにそんな死亡フラグを跳ね除けて戻ってきたデニースちゃんちゃうんかい!!

3バカが大ピンチのときに満を持して助けに来てくれた大天使デニースちゃんちゃうんかいっ!!!

 

だけどゾンビの動きやら、メイクやら、ストーリーのまとめかたやら、意外にもしっかりしていて最後までちゃんと楽しめるようになっているのが憎い。

そう、決してクソ映画ではないのです。

ちゃんと笑えてちゃんとスッキリした気持ちで観終えることができる本作。観て損したーっ!なんてことはないので興味があれば一度観てみる価値ありです。

 

……え?こんなにネタバレされたら見る気おきないって?

大丈夫。これは物語を楽しむ映画じゃなくてその場のノリを楽しむ映画ですから。

今日はボーッと眺めて笑って疲れを癒しましょう。

仕事に疲れたサラリーマン、OLのみなさんは是非。

 

それでは。