よくみれば雑食

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【本当にあった怖い話】不気味な山道のツーリングでの出来事

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今回は本当にあった本当に怖い話です

 

ごきげんよう!明日からGW9連休のカザマです!

今までカレンダー通りの仕事をしたことがなかったので、こんな大連休をもらえるのは初めてなんですよ…。感無量。

でも正直、GWが1番楽しいのって突入前夜だと思うんだ。このワクワク感がピークなんじゃないかと思う。

 

てことで、そんなワクワクのGW前夜になにゆえ怖い話をし始めるのかと言いますと、前回のある意味怖い話の記事を見ていただいた方から「本当に怖い話はないのか」というご意見をいただきましてですね。ありがたいことです。えぇ。これは見てくれている人のご要望にはお応えしていきたいなと。

(前回のある意味怖い話はこちら)

www.yokumireba-zassyoku.com

 

それにあの記事を書くきっかけになった、にーちさんも最後の最後に本当に怖い話を掲載されていたので、この流れには乗っかっておこうと思いましてね。とんだ下ネタ記事で申し訳なかったというのもあるしw

(絵はかわいいのに内容はしっかりホラーな記事はこちら)

www.nych87.com

 

さて、それではさっそく始めましょうか。

この話は私が父から聞いた話です。話は父目線で進めます。

 

トンネル前の赤信号

これはまだ俺が若かった頃の話。

当時バイク好きだった俺はツーリング仲間と週末を利用してバイク旅行をよくしていた。山や海といった自然を感じられる道を走るのはとても気持ちがよく、あてもなくバイクを走らせるのが最高に楽しかった。

そんなある日、ツーリング仲間のリュウジ(仮名)がこんなことを言い出した。

「雰囲気の良い静かな山道の噂を聞いたから今度の休みに走りに行こう。」

普段もリュウジからツーリングの誘いが来ることは多く、よく2人で走りに行く。そんなとき、いつもは具体的な地名や大まかな移動距離などもあわせて教えてくれるのに今回はそういったものが一切なく、多少の違和感を感じていた。ただ、そんなこともたまにはあるだろうとそのときはあまり気にしていなかった。

 

そうして迎えた週末。予定通りリュウジとバイクを走らせること2時間ほどで静かな山道の入り口に着いた。しーんと張り詰めた空気が何とも言えない。

そんなクネクネした山道を登っていくと、ふとあたりの雰囲気が変わったことに気が付いた。真っ昼間だと言うのになぜか薄暗く感じる。霧が出ているわけでもないのに視界が曇って見えるような感じだ。少し薄気味悪いなぁ…と思いながらバイクを走らせていると、あるトンネルの前で信号に引っかかった。こんな山道のなかにポツンと存在する信号は薄気味悪かったが、特に何事もなく信号は変わり、トンネルを抜けるとパーッと視界が明るくなったように感じた。なんか変な場所だなぁとは思いつつ、なぜか惹かれるものがあった。

 

翌週、またリュウジからの誘いが入った。なんとまたあの山道に行こうと言うのだ。俺が感じていた不思議と惹かれる感覚をリュウジも抱いていたらしく、もう一度行こうということだった。少し薄気味悪いあの日のことを思い出しつつ、気になるこの不思議な気持ちを確かめるためにまた行くことにした。

やはり前回同様、クネクネとした山道を登り切ると急に雰囲気が変わったのを感じた。あんなにも晴れていたのに心なしかヒヤッとした空気が流れているようにも思える。そしてまた例のトンネル前の信号でちょうど赤になり引っかかった。前回といい今回といいこの信号も気味が悪いなぁと思っていると、横にいたリュウジが少し震える声で俺に話しかけてきた。

「なぁ……ここってさ、前から墓ってあったか?」

リュウジに言われるまで全く気付かなったが、なんと信号の横には墓地が広がっていた。見た目は決して大きくはないが、なぜかスゥーっと奥のほうに吸い込まれそうな感覚に襲われた。2人でちょっと気味が悪いなと話をしていると信号が青に変わり、足早にそこを去った。

山をおりてからリュウジとそのことを話していると、リュウジが実は…と打ち明けた。

「実はさ……その、見えたんだよな。墓のほうからこっちをじっと見てる女がさ…。」

冗談好きなリュウジは普段からそんなことを言っておどけるようなやつだったから、今回もその類の悪ふざけだろうと軽く流した。リュウジも顔は笑ってはいなかったものの「なんちゃってな。」と付け加えていたから、あの雰囲気のある場所ならではのジョークか何かだと思っていた。

 

そんな出来事の翌週、またリュウジからあの山へ行こうと誘いが入った。さすがに悪ふざけが過ぎると思い断ろうと思ったが、どうしてもあの信号が気になると言ってきかないリュウジに根負けし、最後の1回と決めて行くことにした。

その日もよく晴れて絶好のツーリング日和だった。山へ向かう途中まではかなりポカポカと心地よい日差しで気分も良かったが、やはり山を登っていくにつれて雰囲気が異様になっていくのを感じる。決して急な天候の悪化で太陽が隠れたわけでもなく、かと言って明らかに薄暗くなったのは気のせいとも思えない。そして山道を登りきるころにはすっかり先ほどまでの心地よい陽気は感じられなくなり、代わりにどんよりとした重い空気があたりを包んでいた。

そして目の前には例の信号。やはり今回もちょうど赤になってしまい停止せざるを得ない状態に。車も全く通っていないこの場所に信号を設置する意味はあるのかと思いながらも少し不気味になってきて、早くトンネルを抜けてしまいたい。そう思っていた時、リュウジがひどく怯えた声でこう言った。

「なぁ…なぁ……、あいつこっち見てるよな。あそこに女がいるよな?」

リュウジが指差す先には以前も見た墓場が広がっているだけで他には何も見えない。確かに不気味ではあるが何かの見間違いか、もしくはまたいつもの悪ふざけだろうと思っていた。

しかしリュウジを見ると顔面蒼白で冷や汗をダラダラとかいている。これはただ事じゃないと感じるのにそう時間はかからなかった。その間もリュウジは墓場の一点を見つめ、

「女がこっちを見てる…!下半身の無い女がずっとこっちを見てる…!」

とひどく怯えている。

もうすっかり気味が悪くなった俺は一刻も早くこの場を立ち去りたいと思い、リュウジにバイクを出すよう促すと、リュウジが引きつった顔でこう言った。

「女が……こっちにきてる……。」

下半身のない女がこちらに向かって来ていると言うのだ。

リュウジは冷や汗をダラダラ流しながら震える手でバイクを走らせようとするが思うように体が動いていない。そうこうしているうちにどんどん俺にまで恐怖が伝線してきて、思わず早くしろ!と大声でリュウジを急かしていた。相変わらず俺には何も見えないが、言い知れぬ恐怖で身が押しつぶされそうだった。

「来てる…!こっちに来てる…!もうすぐそこまで…!」

リュウジは焦れば焦るほどに身体が固まって上手く動けていない。早く!早く逃げるぞ!もうそれしか言葉が出てこなかった。もう何も考えられないほどの恐怖に押しつぶされそうになったときに、やっとリュウジが走り出した。俺もそれをみて急いでその場を去った。

やはりトンネルを抜けると山を登る前までと同じくポカポカとした日差しが降り注いでいたが、それを気持ち良いと思えるような余裕は全くなかった。時間にしてたった数分の出来事だったが、何時間もあそこにいたような気がする。ひどく疲れたため休憩をしつつ、怯えるリュウジが落ち着くのを待ってその日は家路についた。

 

その数日後、俺のもとにリュウジがバイク事故で亡くなったという話が入ってきた。

なんでも1人でツーリングをしている最中にトラックと衝突して即死だったらしい。死体は無残にも下半身がない状態で見つかったそうだ。そしてその亡くなった場所というのが、なんとあの山を登ったところの信号だった。リュウジが信号無視をしてトラックに突っ込んでいったらしい…。

その話を聞いたときの身も凍るような恐怖は後にも先にもない。

それ以来あの場所には近づいていないが、なぜリュウジがもう一度あそこに行ったのか、そしてその女の正体とは何だったのか、それらは結局なにも分からないままだ。

 

以上、本当にあった怖い話でした

オチがない消化不良な終わり方で申し訳ない。

父は実際にはもう少し短めに要点だけまとめて話をしてくれたから、話の流れを作りつつフィクションになりすぎないように気を付けて書いてみた。

まぁ、本当にあった話は映画のような劇的なオチはないとよく言われるし、これはこれでリアリティがあっていいのかもしれないですな。

この話を聞いたのも私が小学生のころだったから、もう十数年も前のことになるのに未だに鮮明に覚えているっていうのは、なんとも不思議な感じです。

さて、本当に会った怖い話はいかがでしたでしょうか?

反応が良ければ第2弾もあるかもしれません。では、良い週末を。